はじめに
お年寄りをよく見ると、自分で手を動かせる、少しなら腰を浮かせられる、マヒ側も少しは動かせる・・・など、「できること」があります。
私たちはこれまで、お互いに「介護するもの」「介護してもらうもの」と、思い込んでいる場合が多くあり、「できること」をうまく引き出せませんでした。
「できること」を日々の生活場面で活かすことは、お年寄りの持っている身体の機能の低下を防ぐだけでなく、維持し、拡大につながる、とても大事なことです。同時に、介助者の負担を軽減することにも役立ちます。
この介護レッスンでは、お年寄りのできることを引き出しながら行う、「自立を促す介護」を、みなさんと一緒にめざしていきたいと考えています。
レッスンの内容は、「ベッド上で動く」 「車いすに乗る」 「車いすで動く」 「杖で歩く」 「着替える」「シーツを換える」 「介護者の腰痛を予防する」の7つのコーナー、16項目に別 れており、それぞれに動画を見ながら介護の技術を学ぶことができるようになっています。動画は、ブロードバンド向けに作成されていますので、ISDN以下の回線を使用している方は、恐れ入りますが、マンガ介護レッスンをご覧ください。
ここで紹介している介護のしかたは、ほんの一例で、お年よりの状態に合わせて多種多様な方法があります。全ての方法をご紹介できませんが、お年寄りの「できること」「できないこと」を考えながら、「できること」を活かした介助で、お年寄りの機能低下と介助者の腰痛を予防しましょう。 |