私もそうなんですが、本当の気持ちを隠すために言葉を飾ることってありませんか?介護なんかもうまっぴらごめんと思っているのに、「介護してるといろいろ学ぶことが多くて、人間的に豊かになれると思います」とかなんとかカッコつける。おなかの中はねじれまくっているのに・・。ありますよね。
それがわかってくると、きれいごとを言ってる人の心もわかって、そんなに頑張らなくてもいいのに・・って、やけにいとしくなってきたりして。
心と言いたいことのズレ。思い切って気持ちを言葉に出してみませんか?とは言っても、誰にでもしゃべれるものではありませんよね。やはり、心を開いてわかってもらえるのは、経験者。「うちのおばあちゃんまだ生きているのよ」と言っても、残酷にはとられません。(そう言わせるほど、向き合っているのよね)って、わかってもらえます。
体の疲れより心の疲れは、見えにくく、わかりにくい。元気なふりをすればするほど、自分が自分でなくなっていくような気持ち。「偉いわ」なんて言われると、よけいに落ち込んで、自己嫌悪の深みに。
必要です、心のごみ箱。何を言っても安心していられる、場所と人。ケアする人のケア。今、一番必要ですね。介護中の皆さん、どうぞ、これから介護する人の相談相手になってください。力になってください。今の経験を、これから介護する人のために、生かしてください。介護者の心を支えられるのは、あなたなのです。
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プロフィール
羽成幸子(はなりさちこ)
1949年生まれ。10代の頃から、祖父母に両親、姑の5人の身内を看取ってきた。特に姑を引き取って7年間の在宅介護の経験から、ユニークな介護哲学と実践方法を生み、人々の共感を呼んでいる。カウンセラー、ヘルパー養成研修講師、ボランティア研修講師として活躍中。
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