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はなりさんの介護道

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(18)介護は人生の一部です

 「あぁ、私の人生、介護でまるつぶれ」なんて思っていませんか? 確かに、24時間精神的にも、肉体的にも、介護は時間とエネルギーを奪い取ります。

 そりゃ、そうですよ食べたり飲んだり、出したり、動かしたり、自分の体の面倒をみるだけでも大変なのに、もうひとつの命を背負うのですから、大変でないわけはないのです。楽な介護はありません。だからこそ、介護は人生の一部だと考えてみてはいかがでしょう。

 「なに甘いことを言ってんだ」とおっしゃいますな。自分の人生と言う色の上に介護という色が乗っかっていると考えてみてください。主流はあなたの色です。あなたがあなたの人生での主人公です。もしあなたの色がなかったら、介護が終わった後は色のないあなたの人生が残るわけです。介護に人生をとられたということは、自分の人生を持ってない言い訳にもなります。

 さぁ、自分の人生を意識しましょう。24時間介護に時間とエネルギーをとられても、あなたの人生、主人公はあなたです。こう思うことは、介護される人の人生も大切に感じられることにもなるのです。

 介護する人、される人、人間として向かい合うこととは、お互いの人生を尊重することです。自分の人生を犠牲にして介護していると言われたら、介護される人だって、切ないはずです。介護しながら、自分の人生を生きましょう。自分の人生とは好きなことすることです。絵を描く、花を育てる、空を見る、沢山ありますよ。

羽成幸子さん

プロフィール

羽成幸子(はなりさちこ)

1949年生まれ。10代の頃から、祖父母に両親、姑の5人の身内を看取ってきた。特に姑を引き取って7年間の在宅介護の経験から、ユニークな介護哲学と実践方法を生み、人々の共感を呼んでいる。カウンセラー、ヘルパー養成研修講師、ボランティア研修講師として活躍中。

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