最近30代女性に「介護不安症候群」なるものがはびこっているそうです。
親の介護が降ってきたら、ああ、私、どうしよう、仕事できる? 結婚できる?子ども生める?
どうもこの不安は「結婚しないかもしれない女性たち」のパラサイト・シングルにことさら顕著のようです。娘が結婚せずに家に居着いていれば、親の方もつい「この娘が、将来の我が家の介護要員ね、今のうちに面倒みて、恩を売っておこう」との野心を抱かないとも限りません。
知ってます?家に居着いている娘を、世間では(いや、私の近辺だけか?)青大将娘と言うのです。
実は母が倒れて介護生活に入ったのは、私も30代(はい、ぎりぎりですが)。子連れで実家に出戻ってきて、さあ、パラサイトしよう、ともくろんでいた最中のことでした。
そんなわけで、心の準備もできていない突然のことだったので、すっかりパニックを起こしてしまったことでした。もし、同居する父が、私と息子を扶養してくれると言ったら、即刻、仕事をやめてしまっていたにちがいありません。
が、振り返って思います。
介護のために自分のやりたいことや、人生の目標を決して犠牲にしてはならないと。犠牲にすると、必ず悔やみます。介護をする日々が、ますますつらく、哀しいことになってしまいます。
そうです。介護は3年続くか、5年続くか、10年続くか、将来を予測できないのです。いいえ、予測することそのものが許されないのが介護というものなのです。
これだけに専念する道を選ぶことは、介護をする側にとっても、される側にとっても、怖いことです。
ぜひともそれを知っておいて欲しいと思います。 |