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オーストラリアの高齢者介護施設は、おおよそ三つのタイプがあります。町の中にあって、設備は標準で部屋も手狭な感じがする都市型、郊外に立地し広大な敷地に各種の設備をゆったりと配置し、まさに高齢者の理想郷という郊外型、そして、基本的には在宅で介護を受けているが、家族の都合や本人の様子の変化で一時的に預けるための施設としてのレスパイト・センターとに分類されます。とくに、レスパイト・ケアの需要はとても多く、この施設は大小織り混ぜてたくさんあります。
ちなみに、私の働くローリストンは、最初の都市型の施設です。都市型のよいところは、家族や知り合いの方が容易に訪問できるということです。そのため、いつも訪問者が絶えません。週末よりも平日のほうが訪問者が多いのも特徴でしょう。
郊外型は、設備の素晴らしさに驚かされます。オーストラリアは痴呆症に対する研究がとても進んでいるといわれますが、この郊外型の施設の中にある痴呆症の方々のための設備には感服します。先日お亡くなりになったミヤコ蝶々さんが書いた芝居で「ボケましておめでとう」というのがありましたが、オーストラリアでなら、この言葉は素直に受け入れられるように思います。
さて、私が働くローリストンの凄いところを紹介します。それは、働いている人の意識がとても高いということです。その意識の高揚を支えているのが、年に何度も受講を義務付けられている講習会だと、私は考えます。
そこでは、一方的に押しつける講義ではなく、グループごとに別れて、皆で意見を出し合いながら学びます。なぜそれをしなければならないのか、なぜそれが必要なのかなどを講師と徹底的に話し合い、理解して日々の仕事に役立てるようにします。「マニュアルではこうするように義務付けられているけど、実際にはそんなことはしていない」ということは絶対許されません。この点が凄いところです。

穴山さんの資格証明
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(2001年2月掲載)
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