昨日はコートを脱いで出かけたのに、今日はこの寒さ。自分自身に「暖かくなっても、だまされちゃだめ。まだ、春じゃないからね!」と言い聞かせながら過ごしています。
近所の街路樹のいちょうも堅い芽がぷっつん、ぷっつんと出始めました。
黄金色の葉が全部落ちた後、幹と枝だけの裸木になり、隠してくれるものが何もない(笑)樹の姿には、まさに今までの木の在りようが顕れているかのようです。
太い幹でどっしりと風格のある樹、優雅でやさしげな樹、枝が複雑に曲がっていじけているような樹・・・・。
そんな樹格?を1本1本楽しみながら歩いていて、はたと考えました。
じっくりと自分と向き合う老後がきた時、果たして私はどんな姿になっているんだろう。
ある施設長さんから聞いたことによると「歳を重ねるごとに個性が煮詰まる」そうです。謙虚な人はより謙虚に、グチっぽい人はよりグチっぽく・・・。う〜む。怖い。
ホイットマンの詩の一節に
「君は知っているか、ひょっとしたら『老年』というやつが君たちに劣らぬ優美さと力強さと魅力を備えて君のあとからやってくるのを」
(『草の葉』鍋島能弘・酒本雅之訳、岩波文庫)とあります。
どうやら「老年」は青年に勝るとも劣らない季節らしい。
その言葉を信じて、楽しみながら歳を重ねていこうと思います。