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医学用語の基礎

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な行

尿失禁
にょうしっきん
 排尿のコントロールがうまくいかない状態。尿は、膀胱から尿道にかけての筋肉や、尿道のまわりにある外尿道括約筋(かつやくきん)、さらには尿道の外側にある骨盤の筋肉などが無意識に緊張しているので、簡単には漏れないようになっている。しかしこのようなしくみが、何らかの原因で乱れ、本人の意思に関係なく尿が漏れてしまうのが尿失禁である。女性に尿失禁が多いのは女性の尿道が4~5cmと短いことや尿道括約筋が弱いことなどによる。加齢とともに増える傾向にある。
尿毒症
にょうどくしょう
 腎臓のはたらきが悪くなり、本来、体から排泄される尿が体外に出ずたまり、消化器、心臓、血管、神経系に様々な症状がおこること。血液透析や腹膜透析、食事療法、薬物による対症療法、腎移植などの治療が必要となる。
ネフローゼ症候群
ねふろーぜしょうこうぐん
 尿の中にたんぱくが多く出過ぎて、血液中のたんぱくが減り、高脂血症と浮腫が合併した状態。各種の腎臓の病気で起こる他、膠原病や糖尿病、悪性腫瘍や妊娠などによりおこることもある。
脳血管障害
のうけっかんしょうがい
 動脈硬化などで脳血管の老化がすすみ、血管が詰まったり、破れたりする病気。脳血管の異常により虚血または出血を起こし、脳が器質的に破壊されて、運動障害、知覚障害、精神症状、そのほかのさまざまな症状を現す。急激に発症する脳卒中と徐々に発症する緩徐型がある。
脳梗塞
のうこうそく
 脳梗塞とは、血管がつまり、脳の一部に血液が流れなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまう現象をいう。片麻痺や意識障害などをきたす。脳の血管に血栓(血の塊)ができて血管が詰まってしまう脳血栓症と、ほかの血管でできた血栓が脳の血管に流れてきて詰まる脳塞栓症がある。脳塞栓では脳血栓と同じような症状が急に起こることが多い。脳血栓では高血圧症や糖尿病、高脂血症などの既往が多く、脳塞栓では心房細動などの不整脈や心筋梗塞、心弁膜症の既往が多い。
脳出血
のうしゅっけつ
 脳の血管が破れて出血する。高血圧症の既往が多い。激しい頭痛、嘔吐、痙攣、意識障害が起こり、半身麻痺、しびれ、言語障害などの症状が現れる。重症の場合は、発熱・発汗があり、真っ赤な顔をしていびきをかくことが多く、昏睡状態に陥る。 過労や精神不安、寒冷刺激などが誘因となることが多く活動中におこることが多い。
脳卒中
のうそちゅう
 脳の血管が破れたり詰まったりして起こる急性で重症の脳血管障害の総称。発作の前触れに、手足のしびれやふるえが起こることがある。脳卒中には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、いろいろなタイプがある。発作後直ちに治療をはじめる必要がある。
脳代謝賦活剤
のうたいしゃふかつざい
 脳細胞のエネルギー代謝を良くしたり、障害の起きている神経細胞の情報伝達機能を改善することで、本来の脳細胞の働きを取り戻そうとする薬物。知的および身体的な障害をもつ高齢者に使用されることが多いが効果は弱い。


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