アルツハイマー病
あるつはいまーびょう |
脳出血や脳梗塞などの後遺症による痴呆とは異なり、脳の神経細胞が急速に減ることによって起こるとされる痴呆のこと。発病は40~90歳代で、男性よりも女性に多い。初期症状としては物忘れや記憶障害が現われ、進行する。最近では老年期に現われる老年痴呆症と合わせてアルツハイマー型痴呆とよぶようになってきている。
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安静時狭心症
あんせいじきょうしんしょう |
狭心症には運動中や精神的に興奮した状態のときにおこる労作性狭心症のほかに安静時狭心症がある。
これは、発作時のみ 冠動脈が"れん縮(ケイレン)"して細くなるもので、日本人ではよくみられる。発作は、夜寝ているときや早朝や朝に顔を洗っているときなどに起こり、5~20分以内でおさまる。しかし発作を繰り返していくと心筋梗塞になる危険性が大きい。
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胃炎
いえん |
急性と慢性がある。急性胃炎には、食事性胃炎・薬剤性胃炎・細菌性胃炎など。症状としては、吐き気・嘔吐・胃の痛み。ひどい場合は吐血することもある。慢性胃炎は、自覚症状がほとんどなく、疼痛は鈍痛を伴うことが多い。高齢者のなかには食事の量や好みが変化したように感じている人もいる。
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胃潰瘍
いかいよう |
胃炎が悪化して胃の粘膜が削れた場合を「びらん」や「潰瘍」といい、ピロリ菌による胃炎があるときに特におこりやすいと考えられている。胃潰瘍の発生原因は「攻撃因子」といって胃腸の粘膜を攻撃し、傷つけやすいもの(固いもの、強い酒、強い酸、ステロイドホルモンや鎮痛剤など、胃粘膜を刺激する薬、ピロリ菌、ストレスなど)と「防御因子」といって粘膜を保護しやすいもの(胃から出てきた食物を中和するアルカリ性の消化液やプロスタグランジンという胃の血管を広げて血液がよく流れるようにするなどの働きをするホルモンのなかまなど)
のバランスが崩れて、「攻撃因子」が強くなったり「防御因子」が弱くなったりした場合に、おこると考えられている。胃潰瘍の一般的な症状である胸やけ・空腹時の胃痛などは、高齢者の場合は比較的軽い。しかし無症状のままいきなり吐血や下血をして発症することもある。高齢者の場合、胃の入り口近くに潰瘍ができやすい。
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胃がん
いがん |
早期胃癌では無症状であるが、進行する長期にわたって上腹部のもたれ感や食欲不振が続き、やせてくる。胃潰瘍と同様に便がタール色や吐血で発見される場合もある。高齢者のがんは進行が比較的遅いので、早期発見・早期治療を行なえば治る可能性が高い。
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息切れ
いきぎれ |
本来なら自然にできる呼吸運動を、苦しく感じたり、あるいは意識して呼吸をしなければならなくなったときに、「息切れがする」と訴える。体が必要とする酸素を、呼吸で十分に取り込めないために起こる。原因は、単なる鼻づまりや風邪から、心臓や肺・気管の病気に至るまで実に様々。また心因的なものも考えられる。応急処置としては、部屋の空気を入れ替え、衣服をゆるめて、本人が楽な姿勢をとらせることが望ましい。
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異食
いしょく |
痴呆症の高齢者に現われる問題行動のひとつ。本来なら食べられないもの(例えば、たばこ・便・石けんなど)を食べてしまうこと。その原因は下記のように大別される。(1)本当にお腹が空いている場合。痴呆の高齢者の過食や異食は、痴呆そのもものの症状と考えがちであるが、最も多い原因は本当にお腹がすいているから。(2)ストレスや欲求不満があり、その解消としてなんでも口に入れてしまう場合(3)何もすることがなくて時間つぶし、気晴らしになんでも口に入れてしまう場合(4)認知障害で食べるものと食べられないものの区別ができない場合
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一過性脳虚血発作
いっかせいのうきょけつほっさ |
一時的に脳血流が低下したり小さな血栓により一時的に動脈閉塞を生じて一過性に神経症状が出現する病態をいう。その症状としては手足のしびれ・舌のもつれ・半身麻痺などの脳卒中があり、その症状が数分から数時間続き、ほとんどの場合は、1時間以内には元に戻る。しかし、この発作のあと高い確率で大きな脳梗塞の発作が見られる。そのため脳梗塞の前触れの発作と考えられている。
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いびき
いびき |
ほとんどいびきをかかなかった高齢者が、突然大きないびきをかいたときには脳卒中などが疑われる。意識不明の状態になると、舌の力が衰えて、喉の中に落ち込んでいくことがある。窒息しないために、顎をあげて頭を下げるか体を横向きにするなどの注意が必要。
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胃ろう
いろう |
医療器具のひとつ。嚥下機能が永続的に改善される見込みのない場合に腹部に胃まで達する穴をあけ、胃と外部とをつなぐ道を作り、そこに管をとおして栄養剤を直接流し込む方法。患者の苦痛が少なく、自然に抜けることなく経鼻経管栄養より優れているといわれる。ただし、唾液が流れて肺に入ったり、栄養剤が食道を逆流し肺に入る危険があるので、栄養剤を流している間やその後数時間は、状態を起こして安静にしてるほうがよい。
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うつ病
うつびょう |
精神障害のひとつ。うつ気分になることが特徴。躁うつ病の概念のなかに含まれているが、その中でうつ病だけを示す場合に使われる。症状は、うつ気分のほかに活動に対する意欲が低下する、思考が低下する、自分を責める、眠れないなどがみられる。
老年期の有病率は3~5%と考えられており、原因は遺伝性、性格要因、心理社会的要因や身体的要因など多様である。 |
HAM
えいち、えー、えむ |
成人T細胞白血病ウイルスーI(HTLV-I)の感染による免疫異常から生じる骨髄の病気。発病すると胸から下の神経に障害が現われる。そのため歩行や排尿が困難になる。発病後、早いと半年ぐらいで歩けなくなるが、遅い場合は50年ぐらいかけて進行する。HAMそのものは死に至る病気ではなく、白血病を併発する病気でもない。
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壊死
えし |
細胞や組織が局部的に壊れて死んでしまうこと。血の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き渡らなくなったために、酸欠状態に陥った部分の細胞や組織が滅びる。
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嚥下障害
えんげしょうがい |
食べ物がうまくのみこめないこと。通常は、食べ物をのみこむ際には咽頭が自然に塞がり、食べ物が気管に入ることを防いでいる。しかし加齢による「ゆるみ」や「たわみ」のために、咽頭がうまくふさがらず、誤嚥が起こりやすくなる。特に寝たきりの高齢者は、食べ物が誤って気管に入ってしまい、嚥下性肺炎を起こしやすい。
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黄斑部変性症
おうはんぶへんせいしょう |
眼底の中心部である黄斑部が変性して起きる目の病気。視野に入っている一部あるいはすべての物が歪んで見える。進行すると、視力が0.1または0.01以下まで衰えることもある。原因は老化により血管がもろくなることに加えて、遺伝的なもの・紫外線・食生活などの影響も考えられる。男性に多く70歳以上の高齢者では、ほとんどの人が多少なりとも黄斑部変性症にかかっているが、特に血管がもろくなりやすい高血圧や糖尿病の人はその症状が著しい。以前は欧米で多くみられた病気であるが、近年は日本でも急増中。
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(注)現在、行政用語として痴呆の代わりに、「認知症」が使われていますが、本ページでは主として医学的な内容を扱っていますので、医学用語としての「痴呆」を使用しています。