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意識レベルって何?
高齢者が急病や事故で倒れた時に、まず重要になってくるのが意識です。意識があるかないか、あればその意識レベルが問題になります。
意識の定義は難しいものですが、意識レベルの水準となる正常な状態とは、「覚醒し、目を開け、自分が誰でどこにいて、何をしているのか自覚している」状態を言います。これを医療者は清明と表現します。
一般に意識障害は程度によって次の5段階に分類されています。
- 無欲状 意識はあるが周囲にはほとんど関心を示さず、ぼんやりとした状態。
- 傾眠 うとうとしているが刺激に反応して目覚め、質問にも答えられる状態。
- 昏迷 中程度の刺激に少し反応する状態。
- 半昏睡 強い刺激に少し反応する状態。
- 昏睡 いかなる刺激にも反応しない状態。
3-3-9度方式
脳卒中の場合は意識が障害されることが多いので、より細かい「3-3-9度方式」を用いて意識レベルを表します。この方式は意識障害を大まかに3段階に分け、これをさらに3つの区分に分け、9つの段階に分けているものです。
(別表参照・JCS3-3-9度法)
「3-3-9度法」による分類をおおまかに紹介すると次のようになります。
| 第1段階 |
無欲状の状態 目を覚ましているが、ぼんやりしている。
自分のいる所が分からなかったり、日時が分からない(見当識障害)。
自分の名前、生年月日が言えない。
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| 第2段階 |
傾眠、昏迷(昏眠)のうとうと状態で目を閉じている。
呼びかけや、つねるなどの刺激で目を開ける。
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| 第3段階 |
半昏睡、昏睡の状態。痛みの刺激に対しても目を開けない。
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なお、第1段階では突然暴れたり、叫んだりするなど精神的に不穏状態であることがあります。また第3段階では失禁していることがあります。
高齢者の睡眠が長い場合 ━ 眠りが深いのか、意識がないのか確認が必要
高齢者は発熱や脱水だけでも、意識障害を起すことがあるので注意が必要です。
意識がないときは 麻痺を抑える薬や睡眠薬が効き過ぎていたり、糖尿病で血糖値が上がりすぎたり、逆に下がり過ぎている場合もあります。また脳梗塞を起している場合もあります。
在宅ケアの現場で、高齢者がいつもより長く眠り続けている、一向に目を覚まさないという場合は、本当に眠っているのか、意識障害なのかを確認する必要があります。おかしいなと思ったら、まず名前を呼んだり、つねるなどの刺激を与えて反応を確かめて見てください。反応がなかったら意識障害が疑われます。意識レベルの低下は命に関わる問題です。早急に医師に連絡してください。
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