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血圧って何?
血液が血管の中を流れるときの圧力を血圧といいます。通常は動脈の圧を血圧といい、mmHgで表します。血圧は心臓が血液を拍出する力、それを受ける血管の弾力性、毛細血管の拡張、収縮状態によって発生します。
血圧は心臓や血管の機能を表しています。心臓は収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を供給するポンプの役割を果たしています。血圧を測定時、上の血圧、下の血圧という言い方をしますが、心臓が収縮したときに動脈を流れる血液の圧力が上の血圧(最大血圧=収縮期血圧)で、心臓が拡張した時の圧力が下の血圧(最小血圧=拡張期血圧)となります。
血圧を表す単位は㎜Hgで、128/82mmHgは収縮期血圧128mmHg、拡張期血圧82mmHgという意味です。
また収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧といいます。正常な人では脈圧は40mmHgくらいです。収縮期血圧は年齢と共に高くなる傾向がありますが、拡張期血圧は一般的には変化が少なく、高齢になると脈圧が大きくなります。さらに高血圧症が長く続き大動脈弁の機能が損なわれると、拡張期圧が低下し、より脈圧は拡大される傾向にあります。
変動しやすい血圧
血圧は年齢や性別、測定の時間や気候、気温、食事などでも変動します。血圧はリラックスしているときには低く、活動時やストレスのほか、食事や入浴の後でも高くなります。ちなみに1日のうちでは寝ている時がいちばん低く、早朝より日中のほうが高くなります。一般に暖かいときは低下し、寒いときには上昇する傾向があるので、脳卒中の発症は寒い時期に多くなります。
また白衣高血圧症といって、医師や看護師が測定すると、緊張感から血圧が上昇する場合があります。この場合は落ち着いた時の血圧を知る必要がありあます。血圧の変動は動脈硬化などで血管が硬くなって弾力性を失うと大きくなります。
血圧はリラックスした状態で測る
血圧は条件によって変動しやすいので、なるべく毎日、同じ時間、同じ場所で測定しましょう。測定するときは、腕を締め付けるものを外してリラックスした状態で行います。また、血圧は測るたびに多少の変動があるので、普段の平均値を知っておくことが大切です。家庭用の血圧計は必ずしも正確ではないので、あくまで目安と考え、過信しないことも大切ですが、普段との比較には役立ちます。だから、大きな変動があった場合は速やかに医師に連絡しましょう。
高血圧、低血圧の基準は?
血圧の基準値は収縮期血圧100~140mmHg、拡張期血圧60~90mmHgの範囲で、それ以上の場合を高血圧症とし、治療の対象としています。
これに対し収縮期血圧が低い場合には低血圧といいますが、めまいや立ちくらみなど日常生活に支障がある症状が出現した場合のみ低血圧症と考え、治療の対象となりますが、症状がない場合は病気というとらえ方はしません。
収縮期血圧が200mmHg以上となると脳では血管が破れて脳出血や意識障害(高血圧性脳症)を起すことがあります。逆に収縮期血圧が低下して80mmHg以下となると、脳に十分な酸素を送ることができなくなり、意識がもうろうとする前ショック状態となります。さらに低くなると意識が戻らなくなることもありますので注意が必要です。
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